学び
未経験からプログラミングを学ぶ順番|HTML・CSS・JavaScriptからゲーム公開まで
この記事の結論
- 学ぶ順番は、HTML → CSS → JavaScript → 小さなゲーム → 公開
- 最初は3つの役割と基本だけをつかめばOK
- 勉強だけで終わらせず、小さくても1本完成させる
- AI を使うなら、「なぜこう書いたの?」と聞いて、仕組みも理解しながら進める
「プログラミングを始めたいけど、何から学べばいいかわからない」
僕もプログラミング経験はまったくのゼロでした。今は AI の Claude と一緒に、ブラウザで遊べるゲームを4本作って、このサイトで公開しています。
この記事では、未経験の人がブラウザで動くもの(ゲームやWebサイト)を作れるようになるまでの順番を、僕の体験とあわせて紹介します。
全体の流れ
| ステップ | 学ぶこと | できるようになること |
|---|---|---|
| 1 | HTML | 画面に文字やボタンを置く |
| 2 | CSS | 色・大きさ・配置など、見た目を整える |
| 3 | JavaScript | ボタンを押したら何かが起きる、などの動きをつける |
| 4 | 小さなゲームを作る | 3つを組み合わせて、ひとつの作品を完成させる |
| 5 | ネットに公開する | URLを送れば、誰でも遊べるようになる |
必要なのは、パソコンとブラウザ、メモ帳(できれば無料のコードエディタ)だけです。
3つの役割を、まずはつかもう
HTML・CSS・JavaScript は、それぞれ役割がちがいます。たとえるなら、こんな関係です。
- HTML:家の骨組み。どこに何があるか
- CSS:家の内装。色や形、配置
- JavaScript:家の電気や仕掛け。スイッチを押すと明かりがつく
3つが1つのファイルに入った、いちばん小さな例です。メモ帳に貼り付けて button.html という名前で保存し、ブラウザで開くと、ボタンを押すたびに数字が増えます。
button.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>はじめてのボタン</title>
<style>
/* CSS:見た目を決める */
button { padding: 12px 24px; font-size: 18px; border-radius: 999px; }
#count { font-size: 32px; font-weight: bold; }
</style>
</head>
<body>
<!-- HTML:画面の部品を置く -->
<p>押した回数:<span id="count">0</span></p>
<button id="push">押してね</button>
<script>
// JavaScript:動きをつける
let count = 0;
document.getElementById("push").addEventListener("click", () => {
count++;
document.getElementById("count").textContent = count;
});
</script>
</body>
</html>
コメント(/* */、<!-- -->、// で書いた部分)を見ると、どこが HTML・CSS・JavaScript なのかがわかります。
ステップ1:HTML で部品を置く
最初は、見出し(h1)、文章(p)、ボタン(button)、画像(img)くらいを使えれば十分です。「どの部品に、どんな名前(id)を付けるか」を意識しておくと、あとで JavaScript から動かしやすくなります。
ステップ2:CSS で見た目を整える
色(color・background)、大きさ(font-size・width)、余白(margin・padding)から始めましょう。慣れてきたら、部品を横や縦に並べる flex や grid を覚えると、スマホでもくずれない画面が作れます。
ステップ3:JavaScript で動きをつける
ここがいちばんの山場です。最初に覚えたいのは、次の4つです。
- 変数:点数や回数を覚えておく(上の例の
count) - イベント:「クリックされたら」「キーが押されたら」に反応する(
addEventListener) - 条件分岐:「正解なら〇〇、ちがったら××」(
if) - 画面の書きかえ:表示されている文字や数字を変える(
textContent)
この4つがわかれば、クイズのような簡単なゲームはもう作れます。
ステップ4:小さなゲームを1本完成させる
勉強だけを続けるより、小さくてもいいから1本完成させるのが、いちばん力がつきます。おすすめは、4択のクイズゲームです。HTML・CSS・JavaScript がすべて出てくるうえに、コードが短く、問題を変えるだけで自分だけの作品になります。
作り方はHTMLとJavaScriptだけでクイズゲームを作る方法で、コピペで動くコード付きで解説しています。慣れてきたら、タイピングゲームやブロック崩しにも挑戦してみてください。
ステップ5:ネットに公開する
完成したら、ネットに公開しましょう。URLを友だちに送って遊んでもらえるのは、とてもうれしい瞬間です。僕のゲームを遊んでもらったときも、「今はAIでこんなのができるのか」と驚いてもらえました。
公開の方法は、個人サイトを独自ドメインで公開する方法にまとめています。無料で公開できるサービスもあります。
僕の場合:順番どおりではなく、AIと作りながら
正直に言うと、僕はこの順番どおりに学んだわけではありません。AIの Claude に相談しながら、いきなりゲームを作り始めました。頭の中にあったゲームを伝えたら、1日で遊べるものができあがりました。
ただ、作っていくうちに困ったことがあります。細かい部分を直そうとすると、全体が壊れてしまうのです。AIを使えば「作る」ことはできますが、直したり機能を足したりするには、どこが HTML で、どこが CSS で、どこが JavaScript なのか、という仕組みの理解が必要でした。
なので、これから始める人には、こんな進め方をおすすめします。
- この記事の順番で、3つの役割と基本だけを先にざっくりつかむ
- あとは作りたいものを決めて、わからないところは AI や公式のドキュメントで調べながら作る
- AI が書いたコードは、「なぜこう書いたの?」と聞いて、仕組みを理解しながら進める
AI への頼み方のコツは、AIにゲーム制作を頼むコツにまとめています。
学ぶときに役立つもの
- MDN Web Docs:HTML・CSS・JavaScript の公式に近い解説サイト。無料で、日本語のページもあります
- AI(Claude など):わからないところを質問したり、書いたコードを説明してもらったりできる
- スクールやオンライン講座:体系的に学びたい人、質問できる先生がほしい人向け。費用の一部が国の制度で戻ってくる講座もあります(給付金の記事)
独学とスクールのどちらが合うかは、プログラミングの学び方診断や、独学とスクールの比較記事を参考にしてください。
まとめ
- 学ぶ順番は、HTML → CSS → JavaScript → 小さなゲーム → 公開
- 最初は3つの役割と基本だけをつかめばOK
- 勉強だけで終わらせず、小さくても1本完成させる
- AI を使うなら、「なぜこう書いたの?」と聞いて、仕組みも理解しながら進める


