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学び

AIにゲーム制作を頼むコツ|あいまいに頼むと失敗する、参考を見せると解像度が上がる

AIにゲーム制作を頼むコツ|あいまいに頼むと失敗する、参考を見せると解像度が上がる

この記事の結論

  • 「立体」「上質」のようなあいまいな言葉だけで頼まない
  • イメージがあれば参考を見せる(「〇〇みたいな」「〇〇風」、画像があれば画像)
  • 遊び方や見た目は、真似するのは参考まで。キャラ・絵・名前はオリジナルに
  • 変えたいことは具体的に、ひとつずつ
  • 変だと感じたらそのまま伝えて調べてもらい、どうしたいかは自分で決める

AIの Claude と一緒に、ブラウザゲームを4本作ってきました。AIを使えば、プログラミング経験ゼロでもゲームは作れます。ただ、頼み方しだいで、できあがるものがまったく変わります。

何本か作ってみて、一番大事だと感じたのはこれです。

「あいまいに依頼をすると失敗する。もしイメージがあれば参考になるものを送ってあげると解像度あがる」

この記事では、この2つのコツを、実際にゲームを作ったときの頼み方の記録とあわせて紹介します。

コツ1:あいまいに頼むと、思ったものにならない

「熱闘天敵バスターズ」を作ったとき、見た目に納得がいかず、こんなふうに頼んだことがあります。

「デザインをもっと立体にしたい。今ちょっと安っぽい」

「キャラクターのデザイン一からやり直して。もっとリアルに上質に」

Claude は、光と影のグラデーションを入れたり、何百本もの毛並みを描きこんだりと、言葉どおりに「立体に」「リアルに」してくれました。でも、できあがったものは、僕が頭の中で思い描いていたものとはちがいました。結局、見た目は何度も作り直すことになりました。

「立体」「上質」「リアル」のような言葉は、人によって思い浮かべるものがちがいます。AIは、こちらの頭の中を見られません。あいまいな言葉だと、AIなりの解釈で一生懸命作ってくれるけれど、それが自分のイメージと合うとは限らないのです。

コツ2:参考を見せると、解像度が一気に上がる

反対に、うまく伝わったのは参考になるものを示したときでした。

「〇〇みたいな」で、ゲームの形が一発で伝わった

熱闘天敵バスターズは、最初にこう頼んだところから始まりました。

「ぷーさんの100エーカーの森みたいなゲーム作りたいんだよね」

「投げた球をタイミングよく打つ、あのバッティングゲーム」という遊び方が、この一言で伝わりました。ゼロから遊び方を説明するより、ずっと早く、ずれも少なく済みます。

ただし、参考にするのは遊び方のしくみまでです。キャラクターや絵、名前、音楽はまねせず、すべてオリジナルで作りました。名前も、元のゲームを連想させないように、あとから「熱闘天敵バスターズ」に変えています。

「〇〇風」で、見た目の方向が決まった

何度作り直しても納得できなかった見た目は、最後にこう頼んで方向が決まりました。

「逆にピクセル画で昔っぽくアレンジするのがどうだろう」

そこから、ファミコン風・ゲームボーイ風・スーファミ風を比べて、スーファミ風に決めました。「昔のゲーム機の、あの感じ」という、みんなが知っている参考があったので、色の数や画面の大きさまで具体的に決められました。

画像があるなら、画像を見せるのが一番です。「この画面の色づかいが好き」「このキャラの大きさくらい」と、参考を見せながら伝えると、AIが作るものの解像度がぐっと上がります。

コツ3:具体的に、ひとつずつ頼む

うまくいった頼み方には、もうひとつ共通点がありました。何をどう変えたいかが、具体的なことです。

「カーソルはなくてよくて、クリックかスペース打てるようにして、合わせるのはタイミングだけ」

この頼み方は、「なくすもの(カーソル)」「操作(クリックかスペース)」「遊び方(タイミングだけ)」がはっきりしています。だから、一度で思ったとおりの遊び方に変わりました。

また、一度にたくさんのことを頼むと、どこで何が変わったのかわからなくなり、ゲームが壊れたときに直しにくくなります。ゲームを作り始めたころは、細かい部分を直そうとしたら全体が壊れてしまうことに苦労しました。頼むことは、ひとつずつにするのがおすすめです。

コツ4:「おかしい」と感じたら、そのまま伝えて調べてもらう

遊んでいて変だと感じたときは、原因がわからなくても、感じたことをそのまま伝えるのが近道でした。

「バットが1回しか振れない気がする」

このときは、Claude がプログラムを調べて、「投げる前にクリックすると、その1回を使い切ってしまう」「振ったあと、バットが長く振り切ったままで、もう振れないように見える」という原因を見つけてくれました。そのうえで、

「何回もふれるようにしよう」

と、どうしたいかを決めて伝えました。「何が変か」はAIに調べてもらい、「どうしたいか」は自分で決める。この分担がうまくいきました。

まとめ:AIへの頼み方チェックリスト

  • 「立体」「上質」のようなあいまいな言葉だけで頼まない
  • イメージがあれば参考を見せる(「〇〇みたいな」「〇〇風」、画像があれば画像)
  • 遊び方や見た目は、真似するのは参考まで。キャラ・絵・名前はオリジナルに
  • 変えたいことは具体的に、ひとつずつ
  • 変だと感じたらそのまま伝えて調べてもらい、どうしたいかは自分で決める

AIは、こちらが伝えたことを全力で形にしてくれます。だからこそ、頭の中のイメージを、どれだけ具体的に渡せるかが、作るものの出来を左右します。

実際に作ったゲームの話は、「熱闘天敵バスターズ」ができるまでとプログラミング経験ゼロの僕が、AIと1日でブラウザゲームを作れた話に書いています。AIの使い方をしっかり学びたい人は、スクールや講座の比較記事もどうぞ。